今日の出会いは「必要なときに必然的に!」だと思いました。


6月12日(日)
新緑の山から降りてくる風は少し冷たい。上着が必要だったかも。
横田管長様が演台に立ちました。
横田管長さまの頭脳はIQ200や300あろうかと思うのですが、
お顔は、生まれたてのような新鮮な印象です。
お声は、聞き手のからだ中を通り過ぎていくようなスーッと伸びて迫力があります。
やはり、zoomでは感じられない。
リアルはいいなあ。

いつも動画で拝聴していた鎌倉円覚寺 横田管長様の第2日曜法話会に抽選で当たりました。コロナの影響で人数制限されてます。抽選で当たらなかった人ごめんなさい。

総門をくぐると、紫陽花が鮮やかです。

総門をくぐると私の前をゆったりと背広を着た品のよい紳士的な初老の方が歩いてます。雲水がとおりかかりその初老に丁寧にお辞儀されてます。初老も丁寧にお辞儀を交わしてます。
山裾の小川で立ち止まりました。なにかを眺めています。
「こんにちは。何を観ているのですか」私は声かけました。
「季節が混在している」と周りの環境に迷惑かけ内容にというか小さな声で言い、山裾の白い花を指さしました。
雪割草とドクダミの花です。
「混在しているなどと申しまして、失礼しました」と、静かにそして芯がある話し方です。
「なるほど、混在ですね」
初老は言葉短めにポツンポツンを話されます。
興味を持って私は質問させていただきました。
深夜24時を未明と言うことも知りました。

初老の過ごし方は
未明に起きて金沢文庫の近くにある家をでて寺詣されて、8時に円覚寺に着く。
それから、次の寺に行き、家に戻るのは午後3時。
その間はペットボトル1本の水補給のみ。
食事は玄米のおかゆと味噌汁。たまにトーフだと。
3時に食事した後は、かなり集中して本を読み、ベットの上で本を読むので寝る意識もなく本を読んでいるうちに深夜未明に起て寺参りの日課でした。
質問してよいですかと伺うと、ポツリという。余分なことは言わない。
そしてまた、興味を持って質問させていただきました。

初老のお話を伺い、私はなんて贅沢な食事をしているのだろうとおもいました。
自分は食事も始末しているつもりでしたが、彼のお話を伺うと、私はなんと贅沢なことしていたのだと思いました。

今日、初老にお会いしたのは私にとって、
必要なときに必然的に
お示しをくださったような。
そんな念いをした日でした。

坂村真民先生の本物の書をみたのははじめてです。
うれしいことに、誰もが目につくところの方丈庭園の玄関正面にありました。


方丈庭園が法話の会と坐禅の会場です。


庭園が見れます。