ラウル・ブラボーの出会い

ブエノスTacuariレッスン場でマエストロ・ラウ ルは教えていました。この出会いも幸 運でした。リカさんのおかげです。  私の母は魚やでした。「ナヨナヨして いると魚が腐る」というのが母の口く せで身体を張って生きている人でした。潔い母でした。父はマグロ船でインド 洋に1年がかりでいってました。「海は広いぜ-」が口癖でした。 ラウルも身体を張って活きている人だなあと。また世界でショーをして歩い たラウルには心の広さがあり、短い言葉から心の暖かさが伝わってきます。 レッスンのときはその場でパッと一言。ときには股をポンと叩く。そのな かに優しさがあふ れています。大好 きなラウル、巨匠 のラウルとデモし てもらえるなんて 思ってもみなかっ たです。師として生涯において忘れ得ぬ人になりました。

Raul Bravo(ラウル・ブラボー)の紹介
ラウル・ブラボーは、ブエノスアイ レスにタンゴスクールを2校開校し、 伝説のマエストロとして多くのダン サー、マエストロ達を育て上げた巨 匠です。  ブエノスアイレスではMaestro de maestros =マエストロ達のマエスト ロ と呼ばれ、彼から教えを受けな かったダンサーはいない!と言われ るほどの正真正銘の巨匠。 彼はボクサーとしてボクシング選手 権でサンタフェからブエノスアイレ スへやってきました。ボクサーだけ にその鋭く素早い身のこなしを生か した彼のタンゴスタイルは唯一無二。 彼の地面に吸い付くような足元と、アブラッソから繰り出されるダイナミック なリード。  彼はレッスンでいつも言います。「なんでお尻に棒を刺したみたいに固まっ てるんだ!ロボットじゃあるまいし!」彼の言葉は、飾り気が無く、一見厳し く聞こえます。でもとっても正直で愛情深い。そして、その言葉はまさにノッ クアウトされるように核心をついている。  全ての情報が、分解されて噛み砕かれて提供される現代において、一見彼ら のような教えに戸惑うこともありますが、実はとてもシンプルで的を得ている のです。そして、いつでも、私たち自身が自ら嚙み砕き、分析し、考える余地 を残してくれます。そのプロセスによって私たちが成長できるように。(byマ エストラ・リカ)
2018年12月13日 アースカレッジスピンオフ講座でブエノスアイレス一人旅のお話とデモをさせて頂く機会をいただきました。70名余りの方が参加していただきました。主催者代表の肥田さんはじめ関係者の方々に沢山の尽力をいただきました。皆様の応援を頂いて皆様から力をいただきました。ご縁に感謝です。良いお年をお迎えくださいませ。
テレビと新聞に取り上げられました。