~手仕事こそ、人生百年時代のヒント~
私を始め今は人生百年時代に戸惑っているのではとおもうのです。
亡くなった母が腹をくくったとき「それが因果よ」と潔く言ってました。大正・昭和初期に生まれたおばあちゃまたちは、戦後の自由民主主義に「それが因果よ」と受け入れてきたとおもうのです。子どもが結婚してやれやれで子どもの孫と少し遊んでいるうちに寿命になる時代ではなくなりました。以前から言われてはいましたが現実になると、いきなりという感じです。
人生百年時代に、神様が100歳まで生きろと言われたら生きてしまう時代です。
私の母は潔い人でした。魚屋をしていました。サラリーマンの長男から「もう歳だから辞めてくれ」の言葉に息子に迷惑はかけられないと潔く市場の権利も捨てました。魚屋をしているときはにっこりほっこりした顔で女布袋さんのようだと、私は惚れてました。
母は離れの部屋でボケないようにと雑巾など縫ってました。でも、魚屋を閉めて2年もするとボケて、半年ほど嫁さんを困らせて亡くなりました。
人間は必要とされないようになるとボケてしまうのだなあと母を見ていて思いました。周りのおばあちゃまたちも、家族に迷惑かけないようにボケないで元気に過ごせるようにと、願掛け慈童にいったり、小さくなって生きている人を身近に見かけます。もちろん、スポーツセンターに行きオシャレして、芸術に旅行にお食事会にと勤しんでいる方も居るのも確かです。
私は考えました。
手仕事こそ百年時代のヒントに。
サスティナブルの考えで着物をアップサイクルして、指先を使って縫って、お金になって、ひとさまが喜んでもらえる場を提供しする。
おばあちゃまたちが必要とされて活き活きと楽しく生きられる場を作るそんなプロジェクト「絹ネコ物語」ー着物がネコになる日ーを始動しました。
募集中!!!
◎着物をリフォームする縫い手さん◎タンスの中に眠っている着物をアップサイクルしたいと思っている人、◎一緒に作ってみたいと思っている人、◎着物のサスティナブルを考えたい人、◎なにか応援したいと思っている人、募集してます。応援の声が嬉しいです。FB: 池田庭子(teiko ikeda)
庭子75歳「絹ネコ物語]フランスとつながった vol.4
- 2021-01-23
- 2021-01-25
- ■ 庭子75歳「絹ネコ物語」ー絹がネコになる日Teiko75 años”la Historia de Seda y Gatos", ■ 庭子の部屋Hbitación de Teiko
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