私は2019年9月から2020年8月末までコロンビア・ボゴタで生活していた。
日本には「四十九日」という法事がありますが、日本と真反対のコロンビアから帰国すると気候・標高の大きな違いが身体に堪えました。身体が慣れるのに49日が境目でした。また1年間コロンビアに住むと気質までがコロンビア人ぽくなって、日本人でありながら日本人に戻るのに3ヶ月ほどかかりました。
年齢を考慮して、無理せず環境になれるのに身を任せました。
その間、眠っている絹の着物を解き絹のパジャマやインナーにしようと、
チクチクと手縫いで縫いました。
絹の滑らかな優しい肌さわりは、まるで猫をなでているような感覚です。
生地を無心に縫っていると瞑想しているような時間に、至福な時間になっていたのでした。
そうだ!閃きました。
閃きは足元にありました。
閃きはやっていたことでした。
あばあちゃんの手縫いプロジェクトです。
繭から糸にして縦糸と横糸を紡いで布に織り着物になったいのちです。それが現代の生活様式が変わり着物はタンスの中に眠っています。私はそのタンスの中に眠っている着物にアップサイクルして、再びいのちを吹き込み陽の目にあて、「命のバトン」を手渡してしていきたいとおもいました。
手でシクシクと縫うことが好きなおばあちゃまに声かけて一緒に作り、私がバイヤーになっておばあちゃまが作った作品を世界にサスティナブルな日本の着物の魅力を発信していく。
私は日本から持っていった着物を、巻きスカートやベストにアップサイクルしてコロンビアのご近所さんにプレゼントしたことがあり、大変喜んでいただけました。
おばあちゃまたちの作品を私が売って、おばあちゃまが手縫いで作った作品は
運営費等の手数料を引いた金額を支払う仕組みを作ります。
タンスの中で眠っている着物に命を吹き込むサスティナブルの考えです。三方良しの考え方で喜んでもらう事業をすることで恩返しができると、浜辺で太陽に手を合わせているときに閃きました。
募集中です。 ◎着物をリフォームする縫い手さん◎タンスの中に眠っている着物をアップサイクルしたいと思っている人、◎一緒に作ってみたいと思っている人、◎着物のサスティナブルを考えたい人、◎なにか応援したいと思っている人、募集してます。応援の声が嬉しいです。