その昔、地唄舞をしていた方のお姉さまから形見分けとと頂いた八重島上布の着物をリノベーションした。
八重島上布の着物を着て箱根の鈍翁が作ったお茶室で一服して路地を歩いていると後ろから男の人の声がした。
「その着物売ってください」という。
かなり良い値段を言った。
「はあ!?」と言って
私はそのまま振り向きもせず歩いた。
後でニヒルな白髪の男性にその話をすると
「その場で脱いで売ればよかった!」と言った。
そうか!
売ってくださいと言われれば欲しい気がして手放したくなくなる。
がタンスの肥やしにしていても・・・と、これも10年ほど前にチェニック風とインナーに作ってもらった。
でも着る機会がなかったと言うかあの時代では場違いのような気がした。
こう、暑いとなにか涼しいものはないかと、
あった!これだ!
タンスの底から引っ張り出した。
今の時代はなんでもあり。
こんな着方も「いいね」と言ってくれます。
八重島上布をリノベーション
- 2019-08-06
- 2021-03-07
- ■ 庭子の部屋Hbitación de Teiko, 大正ロマンのリノベーション Mi habitaciónmom, 庭子のファッションMi estilo de moda
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