3月25日、春の旬のお弁当を作って桜の「大人の遠足」です。
山菜弁当は、ふき味噌とふき煮。椎茸の甘煮、卵焼き、田作りと人参。人参は一塩を振って蒸す。蕗の葉のからし菜と鳥の胸肉を炒めて味のアクセントに。
コースは湯河原駅前奥湯河原行きバス10:00→湯河原町立美術館少し手前でバス降りて、湯本通りの昔の温泉街をゆっくり味わいながら歩いて美術館へ。
わが町湯河原の温泉中央にある「富士屋」旅館の前です。
湯河原温泉の昔をわずかに残している通りです。
湯河原湯元通りの突き当りにある宿「上野屋」さんです。湯河原で最高の質と評価が高い源泉の宿です。日帰り温泉も楽しめます。ただし、日帰り温泉を開放している時間は午後2時から5時まで。3階の足湯から隣の湯河原町立美術館のお庭が楽しめます。
平松礼二作品:シヴェルニー「池の睡蓮」
湯河原町立美術館10時半着。
今は「平松礼二15周年記念展ー睡蓮交響曲」開催中。平松画伯がフランス・オランジュリー美術館でクロード・モネの「睡蓮」に出会い、印象派のジャポニズムを検証する試みをはじめてから、30年ほど。1994年から現在に至るまで、ある時は実験的な試みにも挑戦しながら、日本画の様々な技法を酷使して制作。日本画家の視点で描かれたジャポニズムシリーズの集大成として「モネの睡蓮」をテーマに制作された作品が掲げられてます。
私は、海を渡る睡蓮の姿に、根底につながるコミニュティと静寂さと伸びゆく生命を感じました湯河原町立美術館、モネの睡蓮の庭
桜と椿のハーモニーがよく似合います。赤く燃えて、短い恋は儚い姿に映ります。
湯河原は千歳川を挟んで静岡県熱海市と神奈川県湯河原町に別れます。
千歳川の川辺りをそぞろ歩きして相模湾の海まで2時間ほど歩きました。
たんぽぽの黄色と薄紅色の桜は春の景色。
太い幹の桜の樹の根本に咲く桜。
桜の太い幹の影から川べりをそっと覗く桜。
相模湾が見渡せる吉浜の浜辺に2時着。
いささかお腹が空きました。途中のスーパーで缶ビールを買って喉を潤し、山菜のお弁当を波の音を聴きながら戴きました。お弁当の美味しさもさることながら、打ち寄せる波の音に心惹かれました。1時間ほど波の音を聴きながらおしゃべりも
楽しい。
浜から我が家の「庭子の部屋」は歩いて7分ほど。「庭子の部屋」でまずは喫茶去。珈琲でおもてなす。