庭子75歳「絹ネコ物語」7歳の祝いの着物は…祈りvol.2

子どもの7歳を祝った着物 です。
子育てに右往左往しながら7歳まで育ったこと、
これからも健康が何よりと願ったこと思い出します。
冬の日差しの中で暖かな日でした。
着物を解いていると、
力の入れているところなど職人さんが仕立てる心意気が見えてきます。
ワイドブラウスとワイドパンツにしました。
パジャマで着て寝てみました。
朝起きると身体の中にエネルギーがいっぱい!
という感じになっていて絹の威力に自分でもびっくりです。
絹はネコのようにやさしくて暖かくて、ぐっすり・安眠です。
「お百度参り」という祈りがあった。
15年ほど前でしたかしら、その年は教員採用試験に受かるのは至難の業で、ある大学は教員採用試験に受かったのは1人だけだった。
受かった彼女のお話を聞くと、おかあさんといっしょに毎朝神社に行き、
100日間お参りした話を思い出し、
7つの祝の着物をアップサイクルしながら祈るということを改めて思った。

私の娘が昨年の12月31日に転んで大きな怪我をしたと連絡が入った。
即、手術して1週間入院。今は自宅療養中。日本語でいうと家政婦さん(カタカナが出てこない)が入ってサポートしてくれて、上司の奥様はハワイ育ちの日系二世の方で毎日食事を運んできてくれ、きんぴらごぼうや、おせちや餃子や椎茸の甘煮も作ってきてくたと。
お母さんと同じぐらい旨いとメールが入った。

申しわけないとか、
情けないとかでなく、
「ありがとうございます」とたくさんたくさん言ってほしい。
相手に敬意を表し、たくさんの感謝をしてね。
たくさん感謝するとその分早く良くなるよ。
感謝は祈りにつながってますからね
私は湯河原の浜辺のゴミ拾いをし始めて今日で2日目。
前々からゴミ拾いをしたいなあと思ってはいたが、中々実行までに至らなかった。
今回、やはり実行しようと思ったきっかけは、
浜辺の清掃をしている人が身体が不調であったが治ったという。それは「大気は元気に通じている」からというのが自分の体を通してわかったという話を聞いた。
私は異国にいる娘の病気回復に祈りを込めて、
浜辺のゴミ拾いを決意したのである。
ゴミを拾って太陽に感謝する。
「お百度参り」ではないが、とりあえず100日を目指そう。

湯河原の浜辺は不思議なくらいキレイである。
今日のゴミは、煙草の吸殻1本とホカロン1つと木切れであった。

銘仙の紫の着物が届きました。銘仙は大胆でユニークなアートです。紫色が枯れてなんともいい色を醸し出しています。布地をたっぷり使ったスカートに仕立てようとおもいます。
私は着物ファッションデザイナー????なんてね。
昔、美術専攻の教員資格を取りました。
卒業制作は
学生さんをモデルにして彫塑を制作しました。
指導の先生が「見ろ!見ろ!」と何度も指導を受けました。
このことは、後になって日常につながりました。
諦めずにこつこつ
事実を見ることでした。
事実を見るって難しいね。
でも、事実を見るということを常に意識します。
囲碁の絵が描かれた留袖も届きました。
カナダ在住の彼女が囲碁が好きでネットで見つけたときに思わす取り寄せたと。
今は日本でリモートワークしてますが4月にカナダに帰るという。
彼女の思いを形にします。作り手の私はこの着物を見てワクワクします。
囲碁の絵が描かれています。女流囲碁が遊び心で誂えたのかしら。


親から娘に着物を通してサスティナブルファッションで大切なものを伝えたい。
私達日本人は食事の時「いただきます」と手を合わせます。その「いただきます」はお百姓さんや、料理をしてくれた人に対して感謝の気持ちが「いただきます」と手を合わせると同様に、着物のいのちを「使わせていただきます」と大切に使わせていただきます。ひいてはこどもたちにも伝わっていくことを祈ります。

募集中!!!
◎着物をリフォームする縫い手さん◎タンスの中に眠っている着物をアップサイクルしたいと思っている人、◎一緒に作ってみたいと思っている人、◎着物のサスティナブルを考えたい人、◎なにか応援したいと思っている人、募集してます。応援の声が嬉しいです。
FB:池田庭子(teiko ikeda)